第37話「テキサスの攻防」全セリフ&コメント付

機動戦士ガンダム 第37話「テキサスの攻防」より



ナレーター 「ソロモンの攻略戦が終わった。ドズル中将旗下の宇宙攻撃軍は事実上壊滅した。ジオン公国にとっては予想だにしなかった敗北であった。デギン・ザビ公王は、ドズルにしてもっともな事であるよ、とギレンに答えたという。ギレンはその公王に怒りを覚えつつも、綺羅星のごとく居並ぶ高官達の前で叫んだ。ア・バオア・クーを最終防衛線として連邦を撃つ、と」



マーカー 「第二戦闘ライン内異常なし、敵艦なし、機雷なし、と。結構なことですよ、あと30分で交代ですからね」

フラウ 「アムロが来ました」
サンマロ 「血圧測っといてくれ」
フラウ 「はい」
サンマロ 「オスカ、マーカー、アムロ、みんなよく持つな。あー」

アムロ 「フラウ・ボゥもいろんな事やらされて大変だね」
フラウ 「アムロに比べたら楽なものよ」
アムロ 「いつからだっけ?」
フラウ 「何が?」
アムロ 「僕ら、話しなくなって」
フラウ 「そうね、無我夢中だったからね」
アムロ 「うん」
フラウ 「コンピュータの内診は異常なしよ」
  「アムロって恐いくらいたくましくなったのね」
アムロ 「え?」
フラウ 「あたしなんかには届かなくなっちゃったのね」
  「でもいいのよ。弱虫のアムロなんて見たくもないし、みんなこうして大人になっていくんでしょ?」
アムロ 「ご、ごめん。フラウ・ボゥ、なにも僕」
フラウ 「いいんだってば。でも、サイド6で何かあったの?アムロ、変わったみたい」
アムロ 「そ、そうかい?べ、別に。…いつか話せるようになったら話すよ。いろんなことがあったんだ」
フラウ 「そう」
サンマロ 「どう?」
フラウ 「…異常ありません」
アムロ 「ハヤトの具合どうですか?」
サンマロ 「順調だよ、運動やってたおかげだな」

マーカー 「まいったな、テキサスの暗礁空域だ」
ブライト 「総員起こしするか」
マーカー 「あ、起こしてすいません」
ブライト 「いや」
マーカー 「第三戦闘ラインすれすれにいるのはチベですが、テキサスゾーンにもいるようですね」

ナレーター 「ソロモンを抜け出した敵艦の掃討作戦に就くホワイトベースはテキサスゾーンに入った。暗礁空域である。レジャーと牧畜業を専門に造られたこのコロニーはテキサスと名付けられ、軍事的にはなんの重要性も持たぬ為に取り残されている。それを囲むように岩とコロニーの残骸が浮かぶ」

シャア 「まだテキサスには着いておらんのか?エルメスとビットは」
マリガン 「整備が遅れているようです」
シャア 「まあいい、私のゲルググが届いているだけでもな。テキサスには人はいるのか?」
マリガン 「さあ、昔の従業員とコロニーの管理省の役人がわずかにいるようですが」
シャア 「無人コロニーみたいなものか」
マリガン 「はい」
  「木馬はどうします?」
シャア 「近くにマ・クベがいるだろ?」
マリガン 「はい」
シャア 「こちらは手持ちの武器がないのだ、奴にやらせろ。ザンジバルはテキサスに入港する」

マーカー 「チベが動きます、見つかったらしいです」
ブライト 「よーし、総員起こしだ」

ブライト 「敵接近、敵接近、全員第三戦闘配置」
セイラ 「…命拾いのあとのいいお風呂だったのに」

ブライト 「ソロモンから脱出した敵と思われる。第二戦闘エリアに入ったらガンキャノンも発進する。各員、ソロモンのあととはいえ気を抜くなよ」
  「ミライ、いいのか?」
ミライ 「心配かけてごめんなさい。少し働いて疲れたわ」
ブライト 「無理はするな。俺でよかったら聞き役ぐらいはさせてくれ」
ミライ 「…ありがとう。助かるわ、そう言ってくれると」

マ・クベ 「フフ、予定通りだな。木馬をキャッチできたか」
  「ウラガン、私のギャンの整備はどうかな?」
ウラガン 「はい、いつでも」
マ・クベ 「ようし、エリア2まで進んでリック・ドム発進、私もギャンで出動する」
ウラガン 「しかし、マ・クベ大佐みずからお出になることはないと」
マ・クベ 「あるのだな」
ウラガン 「は?」
マ・クベ 「ギャンは私用に開発していただいたモビルスーツだ。キシリア少将へ男としての面子がある。それにシャアには例のモビルスーツが届いていないという話だ。きゃつの前で木馬とガンダムを仕留めてみせるよ」

アムロ 「セイラさん、チベが第二戦闘エリアにキャッチできるはずです。気を付けてください」
セイラ 「了解」

ジオン兵A 「ポイント3AAに木馬キャッチ。各員戦闘配置に就け。リック・ドムは敵戦闘爆撃機に対して先制攻撃を掛ける」
マ・クベ 「ガンダムが現れたらテキサスへ誘いこめ。このギャンにはその方がやりやすい」
ジオン兵A 「は、心得ております」
マ・クベ 「よーし、ゆけ」

アムロ 「来たな」
  「セイラさん、チベです。そろそろ見えますよ」
セイラ 「了解」

ブライト 「マーカー、どうなんだ?敵の動きは」
マーカー 「ますます岩が多くて」
ブライト 「正面、最大望遠だ」
  「Gアーマーを狙っているのか?」

マ・クベ 「ウラガン、木馬の足を止めるのは任せたぞ。相手は一隻だが油断はするなよ」

ウラガン 「了解であります。出撃なさってください」

マ・クベ 「作戦通りやれ。テキサス近くで私は仕掛けを作る。ガンダムを倒せば二階級特進ものだということを忘れるな」

セイラ 「来るわ、アムロ」
  「見えて?アムロ。モビルスーツ四、五機かしら?」
アムロ 「ミノフスキー粒子と岩のおかげで判別つきませんね」
セイラ 「見えたわ」
  「アムロ、狙えて?」
アムロ 「やってみます…」
  「ボルトアウト、急ぎます」
セイラ 「了解」
アムロ 「来るな」
  「うわーっ」
  「どこだ?」
セイラ 「ドム」

マーカー 「ガンダム、Gファイター、テキサスへ流されているようです」
ブライト 「カイ、発進スタンバイ。各員、第一戦闘配置」

ハヤト 「サンマロ軍曹、また戦いが始まってんですか?」
サンマロ 「ハヤトは体を治すことだけを考えるんだ。それも任務だぞ」
ハヤト 「それはわかりますが、僕の傷は思ったほどひどくないんですよ」
サンマロ 「あと一日二日したら起きられるんだから今はこらえるんだ」
ハヤト 「格好良くいかんもんですね」
サンマロ 「病人の格好っていうのだってあるのさ。手間をかけさせるなよ」

シャア 「ミラーの調節も利かないコロニーはひどいものだな、カラカラだ。フラナガン、どうだ?」
フラナガン 「順調です。ララァはテストターゲットを70パーセントの確率で当てました」
シャア 「うむ、ザンジバルに戻るか」
ナレーター 「牧畜とレジャーの為のこのテキサスも、戦争の余波でミラーが動かなくなり八ヶ月あまり夕暮れのままである。その為砂漠化が進み、人も住まない」
ララァ 「なにかしら?来るわ」
シャア 「来る?何がだ?」
ララァ 「なにかしら、なにかしら、これ?何かが来るわ」
シャア 「フラナガン、なんだ?」
フラナガン 「テストターゲットではありません。今までこんな脳波の共振を示したことはありません」
ララァ 「あたしと同じ人がいるのかしら?」
シャア 「ララァ、今なんと言った?」
ララァ 「フフフ、大佐があたしの心を触った感じなんです」
シャア 「私が?ララァ、冗談はやめにしてくれないか」
ララァ 「はい」
  『なんだったんだろう?今の、あの痺れるような感覚は?』

アムロ 「手馴れたパイロット達だ。しかしパターンは読んだぞ」

マーカー 「ガンダムとGファイターはテキサスエリアに入りました」
ブライト 「右舷の艦隊の動きはどうなんだ?」
マーカー 「変化ありません。ゆっくり移動しているようです」

セイラ 「チッ」
アムロ 「最後の一機」
  「なに?」
  「こいつの所へ誘い込む為の作戦だったのか」
マ・クベ 「さて、来てもらおうか、ガンダム」

 

アムロ 「こいつ、小賢しいと思う」
マ・クベ 「ははは、や、やった」
  「フフ、戦いをまともにやろうとするからこういう目に遭うのだよ、ガンダム」
  「おおっ」
アムロ 「ん?テキサスに逃げるのか?」

シャア 「何を見ているのだ?」
ララァ 「大佐を。いけませんか?」
シャア 「構わんよ」
ララァ 「あたしにエルメスを操縦できるのでしょうか?」
シャア 「恐いのか?」
ララァ 「はい」
シャア 「それは慣れるしかないな。私がいつもついていてあげる。そうしたらララァはすぐに私以上のパイロットになれる」
ララァ 「私が?赤い彗星以上に?」
シャア 「当たり前だ。そうでなければ、みなしごだったララァをフラナガン機関に預けたりはしない。サイド6ではさびしい思いをさせてすまなかったな」
ララァ 「…」
マリガン 「大佐、マ・クベ大佐がモビルスーツでテキサスに潜入したそうです」
シャア 「マ・クベがか?物好きな。マ・クベにそんなとこがあったとはな」
マリガン 「ご自分用のモビルスーツを開発させて、打倒木馬と常日頃おっしゃっておられたようですから、自信があるのでしょう」
シャア 「私へのあてつけだよ。そうでなければ彼がそんな軽率なことをする訳がない。しかし、黙って見ている訳にもいかんな」
マリガン 「ゲルググの装備は終わっています。プロトタイプですので完全とはいえませんが」
シャア 「なら、テストを兼ねてマ・クベの様子を見るか」

セイラ 「まだ」
  「やった」
  「敵艦だわ」

ブライト 「フラウ・ボゥ、ガンキャノンを発進させろ」
フラウ 「はい」
ブライト 「マーカー、敵艦は?」
マーカー 「チベ1、ムサイ2」

アムロ 「…」

ララァ 「…なにかしら?」
シャア 「わかっている。ゲルググのデーターは頭に入れてある」
マリガン 「ノーマルスーツを着てはいただけませんか?」
シャア 「私はモビルスーツに乗っても必ず帰ってくる主義だ。死にたくない一心でな。だから戦闘服だのノーマルスーツなどは着ないのだよ」
  「上げてくれ」
マリガン 「はい」
ララァ 「…?」

アムロ 「ん?」
  「…違うな」
  「うわーっ」
  「…こ、こんな小型爆弾で」

ララァ 「大佐」
シャア 「ララァ、安全な場所からよく見ておけ。モビルスーツ同士の戦いというものを」
ララァ 「はい」
シャア 「さて、マ・クベのお手並みを見せてもらおうか」

ミライ 「3、2、1、どうぞ」

ウラガン 「うっ、バ、バロメルが」
  「こっちも岩を盾にするんだ」

シャア 「あれか?」
マ・クベ 「カンがいいのか?それともあの新しいタイプの奴なのか?」
  「ん、味方のモビルスーツか?」
アムロ 「やるな」
  「赤いモビルスーツ?」
  「シャアなのか?」
マ・クベ 「シャアーッ、退けい」
  「今の貴様の任務はガンダムを倒すことではないはずだ」
シャア 「味方が苦戦しているのを見逃す訳にはいかんのでな」
マ・クベ 「私なりの戦い方があるからこそガンダムを引き込んだのだ」
シャア 「任せたよ、マ・クベ大佐。来るぞ」
アムロ 「…」
マ・クベ 「フフ、今までのデーターで確かめてある。シャアとの小競り合いでビームを使いすぎたのだよ」

カイ 「こいつ」
  「うおーっ」

シャア 「ガンダムがかたをつけてくれればありがたいとも思ったが、マ・クベめ、よくやる」
  「ララァ、見ているな?」
ララァ 「大佐はなぜ助けてあげないのかしら?なぜ?…こ、これだわ、さっきからの感じ」
アムロ 「もう剣を引け」
  「汚い手しか使えないお前はもうパワー負けしている」
マ・クベ 「シャアを図に乗らせない為にはガンダムを倒さねばならんのだよ」
  「なんと」
  「おおっ」
ララァ 「ああっ」
  『もうおやめなさい、終わったのよ』
アムロ 「え?なに?」
マ・クベ 「…おお、ウラガン、あの壺をキシリア様に届けてくれよ、あれはいい物だ」
死に際にこのセリフ、ある意味すごい・・・
シャア 「それ見たことか。付け焼刃に何ができるというか」
ララァ 「…大佐」
アムロ 「誰だ?誰かが僕を見ている」
  「これは?シャアじゃない」
ララァ 「こ、これは?ア、ム、ロ?」
アムロ 「ラ、ラ?」

次回予告 「すでに新たな力を手に入れつつあるアムロにとって、シャアは敵ではなかった。その戦いのさなか、セイラはシャアに詰問をする。ジオンを捨てよ、我が胸に帰れ、と。機動戦士ガンダム、次回、『再会、シャアとセイラ』。君は、生き延びることができるか?」


37話動画はこちらよりYouTube

37話で出てくる名言&その感想
アムロ名言  マ・クベ名言  

ガンダム 第37話「テキサスの攻防」の感想と見所

ガンダム(アムロ)VSギャン(マ・クベ)戦闘シーン動画

ぶりぶりざえもんVSアムロ(ガンダム)おもしろ戦闘シーン動画


第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」全セリフ&コメント付

機動戦士ガンダム 第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」より



ナレーター 「地球連邦軍第三艦隊の宇宙要塞ソロモンに対しての総攻撃は、ソーラ・レイシステムによってひとつの突破口を開いた」



スレッガー 「まいったな。俺としたことがまったくドジなことよ」

マーカー 「Gファイター・スレッガー機、帰還します。左翼エンジンに被弾の模様」
  「スレッガー、聞こえるか?応答しろ」
スレッガー 「聞こえるぞ。第3デッキに着艦する」
ブライト 「何か?少尉」
ミライ 「…いいえ」
ブライト 「右のミサイルが薄いぞ、手を抜くな」
  「フラウ・ボゥ、バンマス曹長をサブブリッジより上がらせろ」
  「ミライ少尉」
  「戦闘中の個人通話は厳禁だが、水臭いぞミライ、君のことを見守るぐらいのことはこの僕にだってできるつもりだ」
ミライ 「…ブライト」
ブライト 「君の気持ちはわかっている。が、僕はいつまでも待っているよ」
さりげなく告白ですか、で、できる!!
バンマス 「何か?」
ブライト 「ミライ少尉が気分悪いのだ。少しの間代わってやれ」
バンマス 「はっ」
  「代わります」
ミライ 「ブライト」
ブライト 「対空機銃、左に接近する物があるぞ、わかっているのか?」

ハワド 「急げ、消火がすんだら左翼エンジンかかれ」
スレッガー 「ハワド、ぶっ壊れた外装パネルをとっかえてくれ。それから2番エンジンのフュエールポンプだ、咳き込みやがるぜ」
ハワド 「OK、やりますよ」
スレッガー 「それから燃料と弾薬の補給もだ。急いでな」
ハワド 「15分待ってください」
スレッガー 「10分だ。俺も燃料を補給してくる」
ハワド 「早くしろよ。10分で仕上げてみせろ」
ミライ 「ハワド、スレッガー中尉はどこですか?」
ハワド 「待機ボックスの方へ行かれました」
ミライ 「そう、ありがとう」

スレッガー 「…」
  「ん?」
ミライ 「中尉、怪我はないようね」
スレッガー 「少尉、こんな所へどうしたんです?え?」
ミライ 「よかった…」
スレッガー 「少尉、やめましょうや、迂闊ですぜ」
ハワド 「スレッガー中尉、発進用意完了」
スレッガー 「すぐ行く」
  「それじゃあな」
ミライ 「中尉」
スレッガー 「…」
ミライ 「死なないでください」
スレッガー 「ミライ少尉、人間、若い時はいろんなことがあるけど、今の自分の気持ちをあんまり本気にしない方がいい
確かに、一理ある!!
ミライ 「どういうことでしょう?」
スレッガー 「ん、まあいいでしょう」
ミライ 「中尉」
スレッガー 「俺は少尉の好意を受けられるような男じゃない」
ミライ 「スレッガー」
スレッガー 「俺にとっちゃあ、…少尉はまぶしすぎるんだ。世界が違うんだな」
ミライ 「でも」
スレッガー 「安物なんだがね、おふくろの形見なんだ。空でなくしたら大変だ、預かっといてくれよ」
  「…すまない。お、おっ」
ミライ 「あっ…」
スレッガー 「指輪を頼むよ、少尉」
ミライ 「…」
  「中尉」

ナレーター 「月のウラル山脈の南に位置するキシリアの基地グラナダでは、ソロモンを救出すべき艦隊の出撃準備が進められていた。マ・クベ司令のもとに急遽編成された艦隊である」

アムロ 「さすがだな。基地の中にはかなりの戦力が残ってるぞ」
カイ 「こいつ」
シン 「注意しろ、新型だ、でかいぞ」
連邦兵A 「なんだと?何機いる?」
連邦兵B 「待て、新型は一機だけのようだ。あとはリック・ドムかザクしかいない。やるぞ」
シン 「ま、待て、相手の戦力を」
ドズル 「来るぞ、木っ端ども。このビグザムがそこらのモビルアーマーやモビルスーツと違うところを見せてやれ」
マイヤー 「は」
シン 「ああ」
  「…」
アムロ 「出てくるなら早く出てくれよ」
シン 「うわあーっ」
  「ビ、ビームが。ば、化け物だーっ」
アムロ 「化け物?確かめてやる」
ラコック 「こちら司令室です、閣下は?」
ドズル 「なんだ?」
ラコック 「閣下はどちらに?」
ドズル 「ビグザムで打って出る。モビルスーツにこうも入り込まれたら」
ラコック 「し、しかし残存艦隊も発進しつつあります、閣下みずから出ることは」
ドズル 「甘いな、すべての戦力を叩き込まねばならんところまで来ておる」
  「ゼナ、ミネバ、無事に逃げおおせたか?」

ジオン兵A 「味方の脱出ロケットです」
マ・クベ 「コースは?」
ジオン兵A 「ソロモンから射出された物と思われます」
バロム 「遠隔操作して回収しろ」
マ・クベ 「大佐、ソロモンの戦いは深刻のようだな」
バロム 「は?」
マ・クベ 「脱出ロケットなぞ構わずに」
バロム 「失礼だが、マ・クベ殿は宇宙の兵士の気持ちをわかっておられん」
マ・クベ 「私が?」
バロム 「このような時、仲間が救出してくれると信じるから兵士達は死と隣り合わせの宇宙でも戦えるのです」
ジオン兵A 「急がないと回収圏外に出ます」
マ・クベ 「…わかった。回収しろ」
ジオン兵A 「はい」

ゼナ 「…」
  「ミネバ、味方の艦隊ですよ。…助かったのよ」

ドズル 「うーむ、こいつが強力なのはいいが、このままでは基地の損害も馬鹿にはならん。司令室」
ラコック 「は、閣下」
ドズル 「艦艇は何隻残っている?」
ラコック 「敵の新兵器とモビルスーツの為に四分の三は破壊、または稼動不能であります」
ドズル 「よし、敵の主力艦隊の中央を突破させろ」
ラコック 「は」
ドズル 「私も生き残りのリック・ドムとザクを率いてソロモンを出る」
ラコック 「は、閣下も御武運を」
ドズル 「おう、貴様もな」

 

連邦兵A 「グラナダに敵艦の動きが認められます」
ティアンム 「まだ我慢できるな?」
連邦兵A 「は。しかし、ソロモンの後方から残りの敵艦隊が出撃しました」
ティアンム 「破損をまぬがれたソーラ・システムで潰せるか?」
連邦兵A 「60パーセントの確率ならば」
ティアンム 「やってみようか」
連邦兵B 「集光座標、0635」
  「Y軸微調整入る」
連邦兵C 「004、002」
ティアンム 「ソーラ・システム集光後、各艦隊は各個に敵を殲滅する。最大戦速に入れ」

ブライト 「すれ違ったのはいい、まだ前から来るぞ。一隻でも仕留めるんだ」

スレッガー 「へへへへっ」
  「お次は、と」
  「ははは、なんてお上手なんでしょ僕。おっと」

アムロ 「遅かったか。いったいどんな奴だ?モビルスーツをこんな風に破壊できるのは」
  「…むこうか」
  「な、なんだ?」
カイ 「うわっ、なんだ?」

マーカー 「ソロモンにまだ発進する船があります。ソーラ・システム焦点合わせ暗号キャッチ」
ブライト 「なに?ソーラ・システムはまだ生きているのか?」

マイヤー 「残った艦は敵主力に特攻を掛けます」
ドズル 「ようし」
マイヤー 「ビグザムの目標は?」
ドズル 「後方指揮艦を狙う。雑魚には目もくれるな」

マーカー 「セイラ機被弾。第3デッキより格納します」
ブライト 「急げよ」
  「格納次第ソロモンを発進した大型モビルアーマーを追う」
  「ミライ」
ミライ 「すいません中尉、もう大丈夫です」
ブライト 「よし、バンマス、サブブリッジに戻ってくれ」
バンマス 「はい」
ブライト 「180度回頭だ。急げ、ミライ」
ミライ 「はい」

マイヤー 「サラミスです」
ドズル 「構わん。前部ビーム撃て」
アムロ 「やっぱり。ただ大きいだけのモビルアーマーじゃなかった」
カイ 「ああっ」
スレッガー 「い、今、確かにビームをはね返した」
アムロ 「ミ、ミサイルしか効かないという訳か。このままにしておいたら損害が増えるだけだ」
ドズル 「ビグザムは主力艦隊に特攻する。その前に各自脱出命令の発光信号を上げろ」
マイヤー 「は。し、しかし」
ドズル 「戦力をズタズタにされすぎた。遺憾ながらソロモンを放棄する」
  「操縦系を切り替え私の所へまわせ。お前らも各個に脱出しろ」
マイヤー 「し、しかし閣下」
ドズル 「無駄死にはするな。ドムとザクがいる、それに引いてもらえば戦場から抜けられるぞ」
ジオン兵A 「は、はい」
ドズル 「ようし、発光信号上げい。ビグザムは私が預かる」
  「フフフ、こうも簡単にソロモンが落ちるとはな」
マイヤー 「お、ガンダムか」
スレッガー 「…ああいうのはやりづらいんだよなあ」
ドズル 「わははは、なめるなよ。このビグザムは長距離ビームなどどうということはない。私の道連れに一人でも多く地獄に引きずり込んでやるわ」

連邦兵A 「巨大モビルスーツ、強力な磁界を発生させています」
ティアンム 「ミサイルだ、ミサイルで迎撃だ」

アムロ 「あ、圧倒的だ」
ドズル 「はははははっ、見たか。ビグザムが量産の暁は連邦なぞあっという間に叩いてみせるわ」

連邦兵A 「うわあーっ」

アムロ 「スレッガー中尉。ドッキングしてGアーマーで突っ込もうっていうんだな?」
スレッガー 「行くぜ、アムロ曹長」
アムロ 「は、はい。しかし中尉、どういうつもりです?」
スレッガー 「つもりもへったくれもあるものか。磁界を張っているとなりゃ、接近してビームをぶち込むしかない」
アムロ 「はい」
スレッガー 「こっちのビームが駄目ならガンダムのビームライフル、そしてビームサーベルだ。いわば三重の武器があるとなりゃ、こっちがやられたって」
アムロ 「スレッガー中尉」
スレッガー 「私情は禁物よ。奴の為にこれ以上の損害は出させねえ。悲しいけど、これ戦争なのよね」
  「アムロ、下から突っ込むぜ」
ドズル 「ん?下か。対空防御」
スレッガー 「おっ」
  「まだーっ」
アムロ 「あーっ」
ドズル 「ううっ、このっ」
アムロ 「中尉」
  「やったな」
ドズル 「うおっ」
  「わあーっ」
アムロ 「このっ」
ドズル 「た、たかが一機のモビルスーツに、このビグザムがやられるのか」
アムロ 「あっ」
ドズル 「やられはせんぞ、やられはせんぞ、貴様ごときに。やられはせん」
  「ジオンの栄光、この俺のプライド、やらせはせん、やらせはせん、やらせはせんぞーっ
す、すごすぎる!!
アムロ 「な、何者なんだ?」
  「あっ」
  『な、なんだ?』
  「あっ」

マ・クベ 「ソロモンが落ちたな」
バロム 「は」
ゼナ 「ああっ…」
マ・クベ 「どうだろう?大佐はこのグワジンでゼナ様をグラナダへお届けしろ。私はチベに移り、今後の連邦の動きを見届けたいのだ」
バロム 「は、奇襲を掛けるにしてはすでに時を逸したようですし」
マ・クベ 「そうだな。君はあくまでもソロモンが持ちこたえられた時の作戦参謀だった」
バロム 「情報収集と脱出者救助の艦を残します」
マ・クベ 「よかろう。私もその任務に就こう」
ミネバ 「…」
ゼナ 「…」

ミライ 「…嘘って、嘘だって言えないのね?アムロ…」

ミライ 「…」

次回予告 「次の戦いの準備をするシャア。それを知らぬマ・クベとアムロは無人の原野で死闘を繰り返す。少女ララァはその戦いの中に、己の運命の呼びかけを見る。機動戦士ガンダム、次回、『テキサスの攻防』。君は、生き延びることができるか?」


36話動画はこちらよりYouTube

36話で出てくる名言&その感想
スレッガー・ロウ名言  ドズル・ザビ名言  

ガンダム 第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」の感想と見所

アムロ(ガンダム)VSドズル(ビグ・ザム)戦闘シーン動画

ドズル・ザビがかっこよく見えるように編集された動画

第35話「ソロモン攻略戦」全セリフ&コメント付

機動戦士ガンダム 第35話「ソロモン攻略戦」より



ナレーター 「サイド6を脱出するホワイトベースに対して、コンスコン機動隊の攻撃は執拗を極めたが、ガンダム以下各機の活躍によってこれを退けることに成功した。しかし、本格的な戦闘はこれからである」



オスカ 「第三艦隊、後方より接近してきます」
連邦兵A 「ホワイトベース、聞こえるか?」
フラウ 「感度良好、どうぞ」

連邦士官A 「これより編隊を組む。コース固定、フォーメーション同調は当方で行う。補給受け入れ態勢に入れ」

ブライト 「了解したと伝えろ」
フラウ 「はい」
マーカー 「輸送艦コロンブス、右より前方に出ます」
ブライト 「よし、補給体制急げよ。艦隊司令に挨拶してくる」

キッカ 「なんで行っちゃいけないの?あたしも挨拶しに行く」
ブライト 「子供のおつかいじゃないんだから」
スレッガー 「中尉も、子供の使いにならんようにな」
ブライト 「中尉も、補給の手伝いを」
キッカ 「んもう」

カイ 「ミサイルを抱えたぶっさいくなのいるけど、あれなんだ?」
クルーA 「パブリクタイプの突撃艇ですよ」
カイ 「突撃艇?ってことはまた厳しくなりそうだな、おお、やだやだ」

ワッケイン 「そうだ。任せる」
連邦士官A 「艦長、ホワイトベースの艦長がお見えになりました」
ワッケイン 「ん、ご苦労」
ブライト 「…ブライト・ノア中尉であります」
ワッケイン 「ご苦労だったな、ブライト君」
ブライト 「ご無沙汰であります、ワッケイン司令」
ワッケイン 「司令はやめてもらおう、お偉方が集まれば私などあっという間に下っ端だ。んん?」
ブライト 「は?」
ワッケイン 「貴様もいっぱしの指揮官面になってきたかな?結構なことだ」
  「見たまえ」
ブライト 「は」
ワッケイン 「これが現在我々の通っているコースだ、主力は大きく迂回して進んでいる」
ブライト 「これは。やはり作戦目標はソロモンですか?」
ワッケイン 「そうだ。ホワイトベースは我々と共にソロモン攻略の先鋒となる」
ブライト 「そうですか、大変な任務ですね。我々にできますか?」
ワッケイン 「君自身、そんなことを考えられるようになったのもだいぶ余裕が出てきた証拠だな。大丈夫だ」
ブライト 「しかし、ホワイトベースのパイロットは完全にオーバーワークです。ことにアムロは」
ワッケイン 「ああ、あのガンダムの坊やか。素晴らしい才能の持ち主だ。彼は我々とは違う」
ブライト 「違う?どう?」
ワッケイン 「そう思えるんだ」

アムロ 「磁気圧が上がらないのか、まいったな」
クルーA 「お食事です」
アムロ 「あ」
クルーA 「どうかしましたか?」
アムロ 「あ、そこに置いといてください、あ、ありがとう」
  「まいったな」

ドズル 「パプア艦でたった一機のビグザムだけだと?」
ジオン士官A 「は、現在はこれしか出せぬ、と」
ドズル 「ええい、兄上は何を考えているのだ?今あるリック・ドムでは数が足りんのだ。新鋭モビルスーツの一機をよこすくらいならドムの十機もまわさんのか?」
ジオン士官A 「じ、実は」
ドズル 「なんだ?」
ジオン士官A 「今回のビグザムも試作段階でして、開発は急いでいるのですが、なにぶん各方面からの要請が、その」
ドズル 「もうよい、うせろ」
ジオン士官A 「は」
ドズル 「ええい、ビグザムの組み立てを急がせろ」
ジオン士官B 「は」
ドズル 「それにだ、ティアンム艦隊の動きは掴めんのか?」
ジオン士官B 「申し訳ありません。ミノフスキー粒子の極度に濃い所を索敵中でありますが、ダミーが多くて」
ドズル 「それが戦争というものだろうが」

ジオン兵A 「物資搬入急げ」
ジオン兵B 「移送パイプ解除、バルブ閉鎖」
ジオン兵C 「艦内気圧チェック、急げ。水先案内人、どうした?」

シャア 「ご苦労でした、カムラン監察官殿。封印は解いていただけましたかな?」
カムラン 「封印は取りましたが、領空内での発砲は」
シャア 「承知している」
カムラン 「早く出て行ってもらいたいもんだな。二度と来てもらいたくない」
シャア 「言葉には気をつけたまえ、ミスター・カムラン」
カムラン 「なに?」
シャア 「サイド6が生き延びてこられたのもジオンの都合による。その辺をよーく考えるのだな」
カムラン 「…お目こぼしだとでもいうのか?」
シャア 「ララァ、何をしている?」
カムラン 「…」
  「ど、どなたです?」
シャア 「私の妹、とでもしておいてもらおう」

ワッケイン 「現在我が艦隊は、敵の宇宙要塞ソロモンから第三戦闘距離に位置している」

ブライト 「目と鼻の先か」
ワッケイン 「以後は敵と我々の間を邪魔する物は一切ない」

カイ 「やれやれ」

ワッケイン 「艦隊、横一文字隊形に移動」
ブライト 「フラウ・ボゥ、カツ、レツ、キッカは?」
フラウ 「重力コアのEブロックにいます」
ブライト 「ハロもか?」
フラウ 「はい」

レツ 「こんなとこにじっとしてんなんてさ」
キッカ 「こんなの着てなきゃ戦えんだ」

ワッケイン 「戦法は正攻法、突撃艦パブリクによるビーム攪乱幕を形成する」

ワッケイン 「全艦、正面より進攻する」

カイ 「じょ、冗談じゃないよ。たったこれだけじゃ死にに行くようなもんじゃねえか」
アムロ 「大丈夫ですよ、カイさん。連邦軍だって考えてますよ」
カイ 「そんなこと言ったっておめえ」
セイラ 「無駄口がすぎるわ、カイ。主力のティアンム艦隊を信頼するのね」

ワッケイン 「諸君達は15分だけ持ちこたえればいいんだ。その間に本隊が対要塞兵器を使用する」

アムロ 「対要塞兵器?なんだろう?」

ワッケイン 「攻撃開始。マイナス8。パブリク各機、3、2、1、0、発進」

ドズル 「で、どうなのだ?敵の侵出の状態は」
ジオン兵A 「は、サイド4の残骸にまぎれて接近中であります。ビーム攻撃、入りました」
ドズル 「よーし、仕留めよ」
ジオン兵A 「は」

ブライト 「ミサイル、主砲、ビーム砲、発射用意。撃て」

ドズル 「敵は強力なビーム攪乱幕を張ったぞ。リック・ドム、ザクの部隊は敵の侵攻に備えろ。敵は数が少ない、ミサイル攻撃に切り替えるのだ。ミルヴァ艦隊、左翼に展開しろ。ハーバート隊、後方を動くな。ティアンムの主力艦隊は別の方角から来るぞ」

連邦兵A 「ビーム攪乱幕、成功です」
ワッケイン 「よし、各艦、任意に突撃」
  「我が艦もジム、ボール、各モビルスーツ隊発進」

ブライト 「モビルスーツ、各Gファイター、発進始め。陽動作戦だということを忘れるな」

スレッガー 「みんな出遅れるなよ」
セイラ 『ザンジバルさえいなければ』
  「セイラ、行きます」
カイ 「ガンキャノン、行くぜ」
アムロ 「行きます」

アムロ 「これが、戦場か」

 

カイ 「この野郎。一発目。お次は?うわぁお」
セイラ 「カイ、息を抜いては駄目よ」
カイ 「セイラさん、愛してるよ」

ドズル 「ラコック、ここを頼む」
ラコック 「は、閣下」
ドズル 「すぐ戻る」
ラコック 「は」

ドズル 「万一の事がある、女どもは退避カプセルに移れ」
  「急いでな」
ゼナ 「戦局はそんなに悪いんですか?」
ドズル 「急げ」
侍女A 「はい」
ドズル 「このソロモンが落ちるものか。万一だ、万一の事を考えての事よ。ようやくにも手に入れたミネバの為」
ミネバ 「…」
ゼナ 「お声が大きいから」
ドズル 「ははははは、急げよ」

スレッガー 「ちょいこっち、ちょいこっち。そうそう、ほいっ」
ナレーター 「生か死か、それは終わってみなければわからなかった。確かな事は、美しい輝きがひとつ起こるたびに何人か、何百人かの人々が確実に宇宙の塵となっていくという事だ」

ティアンム 「ミラーの準備はあと?」
連邦兵A 「は、あと4分ほどであります」
ティアンム 「ん、ソロモンもそろそろこっちに気付くぞ」

ラコック 「なに?馬鹿な、サイド1の残骸に隠れていたのがわかりました?」
ドズル 「どうしたか?」
ラコック 「ティアンムの主力艦隊です」
ドズル 「ん、衛星ミサイルだ」

アムロ 「あれは?」
  「わあーっ」

ドズル 「敵本隊に戦艦グワランとムサイを向かわせろ」
ラコック 「第七師団に援軍を求められましては?」
ドズル 「すまん」
  「キシリアにか?フン、これしきの事で。国中の物笑いの種になるわ」

連邦兵A 「ミラー配置完了」
連邦兵B 「姿勢制御バーニア、連動システムOK」
ティアンム 「ソーラ・システム、目標、ソロモン右翼スペースゲート」
連邦兵C 「軸合わせ10秒前」
連邦兵A 「迎撃機接近、各艦注意」
ティアンム 「構うな、焦点合わせ急げ」
連邦兵B 「3、2、照準入ります」

アムロ 「ソ、ソロモンが焼かれている。あれが」

ブライト 「連邦軍の新兵器の威力なのか」

ドズル 「な、何事だ?」
ジオン兵A 「第6ゲート消えました、敵の新兵器です」
ドズル 「な、なんだ?」
ジオン兵A 「レーダー反応なし、エネルギー粒子反応なし」
ドズル 「レ、レーザーとでもいうのか?方位は?」
ジオン兵A 「敵主力艦隊です」
ドズル 「グワラン隊が向かっているはずだな?」

ジオン兵A 「こちら、45メガ粒子砲、どこへ攻撃すればいいんだ?うわあーっ」

ハヤト 「うわーっ。うっ、こ、このっ。ま、まずいな、弾装ロックが切れたか。ひ、引き返すしかないのか」

マーカー 「ガンタンク着艦しました。損傷度B、パイロット負傷しています。戦力はガンタンクが後退したことにより11パーセント低下しました」
フラウ 「ハヤトが?」
  「負傷者が増えたようです、医療班の手伝いに行かせてください」
ブライト 「いいだろう」
  「バロ、フラウに代わってやれ」
バロ 「はい、代わります」

サンマロ 「マサキ軍曹、輸血の準備を」
  「すぐ楽になる」
フラウ 「手伝える事あります?」
サンマロ 「あ?AB型の血液ビンと輸血セットを持ってきて」
フラウ 「ハヤト」
サンマロ 「急いで」
フラウ 「はい」

ドズル 「敵の本隊が出てくるぞ。衛星ミサイルで軌道上にあるものはすべて発射しろ」

サンマロ 「いいね、ハヤトにはもう一本輸血する、忘れないでね」
フラウ 「はい」
ハヤト 「ううっ、く、来る。ド、ドムが。あ?…フラウ・ボゥ」
フラウ 「静かにね。あなたは十分に戦ったわ。もう静かにしてていいのよ」
ハヤト 「みんなは?」
フラウ 「無事よ。元気に戦っているわ」
ハヤト 「そう」
  「く、悔しいな、僕だけこんなんじゃ。セイラさんにもカイさんにもかなわないなんて。な、情けないよ」
フラウ 「なに言ってるの、ハヤト。立派よ、あなただって」
ハヤト 「やめてくれよ慰めの言葉なんて。こ、こんな僕だってね、ホワイトベースに乗ってからこっち、アムロに勝ちたい、勝ちたいと思っててこのざまだ」
フラウ 「ハヤト。アムロは、違うわあの人は。私達とは違うのよ」

アムロ 「かあっ」

ラコック 「ガトル第二、第六戦隊応答なし。グワラン応答なし」
ドズル 「ラコック、すまん、コーヒーを頼む」
意外と悠長だね・・・
ラコック 「は」
ドズル 「残ったモビルスーツを戻させろ、ソロモンの水際で敵を殲滅する」

アムロ 「後退するのか?」
  「どこから突入するか?」
  「あれか?新兵器の破壊した跡は。すごいな」
  「行くぞ」

連邦兵A 「ホワイトベースより入電。味方のモビルスーツがソロモン内に進入しました」
ティアンム 「ようし、本艦、各艦からもモビルスーツ隊を出す」
連邦兵A 「了解」
  「タイタンより各艦へ。モビルスーツ・ジム及びボールの突入隊を発進させろ」

セイラ 「みんな、うまくやってね」

シャア 「ソロモンが救援を欲しがっている?」
ジオン兵A 「はい。暗号電文で細かいことはわかりませんが、ともかくキシリア様の命令です。ソロモンへ向かえ、との事です」
シャア 「ララァ、いいな?いよいよ戦場に入る」
  「ザンジバル、最大船速。目標、ソロモン。各員、第三戦闘配備」

カムラン 「行ってくれたか。やれやれ」
  「ミライ、せめて長生きしてくれよ」

ドズル 「ゼナはいるか?」
ゼナ 「あなた、いけないのですか?」
ドズル 「馬鹿を言うな、ソロモンは落ちはせんて」
ゼナ 「では」
ドズル 「いや、脱出して姉上のグラナダへでも行ってくれ」
ゼナ 「いけないのですか?」
ドズル 「大丈夫、案ずるな。ミネバを頼む。強い子に育ててくれ、ゼナ」
ゼナ 「…あなた」
ドズル 「私は軍人だ。ザビ家の伝統を創る軍人だ。死にはせん。行け、ゼナ、ミネバと共に」

ドズル 「モビルスーツ隊の編成を急げ、敵は上陸しつつある。決戦用リック・ドム、ザク、出動用意。ガトル戦闘隊、ミサイルの補給のすんだものから発進させい。ビグザムの用意はどうか?決戦はこれからである」
  「ほう、これがビグザムか」

次回予告 「ドズル中将のモビルアーマーが連邦軍を蹴散らしていく。スレッガー中尉の捨て身の攻撃が突破口を開いた時、アムロは見た。ドズルの中に宿る憎悪の影を。機動戦士ガンダム、次回、『恐怖!機動ビグ・ザム』。君は、生き延びることができるか?」



35話動画はこちらよりYouTube

ガンダム 第35話「ソロモン攻略戦」の感想と見所
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